経済見通し
日本経済
個人消費も設備投資もともに底堅く推移する見込み。この先、利上げがあったとしても大幅な減速は見込みにくい状況
米国経済
政府閉鎖により取得できるデータは限られるが、大幅な減速は免れている模様。全体的にはとても緩やかな減速傾向を予想
欧州経済
拡張的な財政政策は景気を下支えするとみられるものの、消費者のマインドもやや慎重で、持ち直しは緩やかなものにとどまる公算
中国経済
既往の経済対策の息切れや各国が経済安保の観点から中国との貿易を抑制する可能性には注意
市場見通し
債券
国内債券
日銀は、利上げにやや前向きになった模様であるほか、需給面からも金利上昇が意識されて、緩やかに上昇する見込み
米国債券
米国経済については緩やかな景気の減速が意識されつつも、インフレ動向も意識されて長期金利は横ばいで推移すると見込む
ユーロ圏債券
景気が緩やかな回復にとどまるなか、米国の金利との連動から横ばいを予想
株式
国内株式
日中の関係悪化が与える影響は警戒しつつも基本的には限定的で、むしろ、インフレ下でPER は高まりやすいと考え、株価は緩やかな上昇基調をたどると見込む
外国株式
足許は金融相場気味であるが、中間反落の様相も呈している。今後もこうした状況が続くかもしれないが、次第に業績相場へ移行し、上昇すると見込む
為替
ドル円
日米の金融政策の方向性の違いや、高市政権が必ずしも円安進行を求めているわけではないとの考えが市場に浸透するなかで、緩やかな円高が進む見通し
ユーロドル
政治や経済情勢の観点から、ユーロとドルに差をつけることが難しい状況が続くと予想。ウクライナとロシアの戦争について、和平交渉は先行きも含めて不透明で、ユーロドル相場に与える影響は限定的と予想
本資料は2025 年12 月4 日時点での利用可能な情報をもとに作成しています。