経済見通し
日本経済
個人消費も設備投資もともに底堅く推移する見込み。この先、利上げがあったとしても堅調さを維持できる公算
米国経済
政府閉鎖により取得できるデータは限られるが、大幅な減速は免れている模様。先行きも、政府閉鎖の影響は懸念されるが、全体的には緩やかな減速傾向を予想
欧州経済
拡張的な財政政策は景気を下支えするとみられるものの、消費者のマインドも慎重で、持ち直しは緩やかなものにとどまる公算
中国経済
既往の経済対策の息切れや各国が経済安保の観点から中国との貿易を抑制する可能性には注意
市場見通し
債券
国内債券
日銀は利上げに慎重ながらも、1月までには利上げをすると見込む。また、需給の面からも幾分かは上昇する見通し
米国債券
米国経済については非常に緩やかな景気の減速が意識されつつも、一方で、大手ハイテク企業の起債も意識されて、長期金利は横ばいで推移すると見込む
ユーロ圏債券
景気が緩やかな回復にとどまるなか、米国の金利との連動から横ばいを予想
株式
国内株式
これまでの急ピッチな上昇から目先については調整に警戒しつつも、インフレ下ではPER は高まりやすいと考え、株価は緩やかな上昇基調をたどると見込む
外国株式
市場の過度な楽観が後退する場面では調整の可能性もあるが、AI 需要は強いなか、利下げの余地もあり長期的には緩やかに上昇する見込み
為替
ドル円
日米の金融政策の方向性の違いやキャリートレードの投資妙味が減退していることなどを踏まえると、緩やかな円高が進む見通し
ユーロドル
政治や経済情勢の観点から、ユーロとドルに差をつけることが難しい状況が続くと予想。ウクライナとロシアの戦争も膠着状態で、ユーロドル相場に与える影響は限定的と予想
本資料は2025 年11 月7 日時点での利用可能な情報をもとに作成しています。