2025年6月の投資環境レポート

経済見通し

日本経済

春闘におけるとても力強い賃上げの結果を受けて、個人消費は先行き底堅く推移する見込み。ただし、輸出の減速に注意


米国経済

関税引き上げの影響により減速する見込み。ただし、今後の交渉次第で上下双方向に相応のリスクがある状況


欧州経済

ドイツでは景気は底打ちしつつある状況。ただし、米国の関税政策の影響は懸念され、緩やかな回復にとどまる公算


中国経済

極めて高い関税率からは引き下げられたが、引き続き米中間の貿易停滞が経済に与える影響は懸念される状況


市場見通し

債券

国内債券

超長期金利の上昇には歯止めがかかる見込みであるが、長期金利は上昇する見通し

米国債券

米国経済については潜在成長率を若干下回る程度の成長が見込まれる一方で、政策金利引き下げも限定的と予想されるなか、長期金利は横ばいで推移すると見込む

ユーロ圏債券

ECB は更なる利下げに慎重な模様。米国の金利との連動から横ばいを予想


株式

国内株式

日本経済は内需については底堅いと考えられるものの、外需については変動要因も多く、株価は緩やかな上昇にとどまる見通し

外国株式

関税の引き上げによる悪影響は長期的にみれば時間の経過とともに軽減に向かうとみているものの、足許の株価は比較的高く、先行きは緩やかな上昇にとどまる公算


為替

ドル円

名目金利差の先行きや、日本の設備投資の底堅さなどを踏まえると円高が進む見通し

ユーロドル

不確実性のなかで、ユーロを巡る、各種の好材料と悪材料が綱引きする中での横ばい推移を見込む


本資料は2025 年6 月5 日時点での利用可能な情報をもとに作成しています。

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