経済見通し
日本経済
個人消費についてはやや弱さがみられつつも、設備投資については底堅く推移すると予想。
米国経済
底堅い経済指標がみられているものの、既往の利上げの影響もありとても緩やかに減速する公算。
欧州経済
7-9 月期は相応の成長をみせたものの、先行きについては低迷が続く公算。
中国経済
経済対策の効果により一時的に景気が持ち直す可能性はあるものの、その期間や程度については過度に期待できない公算。
市場見通し
債券
国内債券
日銀の金融政策、企業の価格改定および政府の財政政策など各種動向が注目されるなか、長期金利は上昇する見通し。
米国債券
米国経済は底堅くトランプ新政権での財政拡張政策も意識されるが、長期金利はそうした状況を織り込み済みと考えられる。こうした状況を踏まえると、先行きは横ばい推移を予想。
ユーロ圏債券
ユーロ圏経済の弱さが懸念される状況。ECB は今後も利下げに幾分か前向きになる見通しで、長期金利は緩やかな低下を予想。
株式
国内株式
資本効率の改善等の構造的な要因には期待したいものの、日本経済の減速には注意したいところもあり、株価は緩やかな上昇にとどまる公算。
外国株式
米国経済は極めて緩やかに減速にとどまるなか、緩やかながらも利下げが行われ、ゴルディロックス的な相場が続くと見込む。
為替
ドル円
米金利は比較的低下しにくい環境になると予想されるなか、目先は横ばいを予想するが、長期的には日米の金融政策の方向性の違いから緩やかな円高を予想。
ユーロドル
先行きの経済の動向や金融政策の方向性については、ユーロ圏経済の不芳が目立つなかでユーロドルは緩やかに下落する見込み。
本資料は2024 年11 月7 日時点での利用可能な情報をもとに作成しています。