2024年9月の投資環境レポート

個人消費については今後も堅調さを維持しつつ、設備投資についても底堅く推移すると予想。

先行きFRB は利下げをすると考えられ、これが米国経済の減速を緩やかなものにする見通し。

主要貿易相手国である中国経済は低迷した状況で、ユーロ圏経済もその煽りを受ける形で鈍い回復にとどまる公算。

4-6 月期のGDP 成長率は5％を割り込み、日本化のリスクは引き続き懸念される状況で、今後も厳しい状況が続く見通し。

タカ派化した日銀の金融政策の動向や、賃金の上昇を睨みつつ長期金利は上昇する見通し。

経済指標には底堅さも見られるが、利下げの影響もあり総じてみれば横ばい。

ユーロ圏経済の持ち直しの動きは、中国経済の停滞の影響を受ける形で、停滞する可能性。こうした環境のなか長期金利は横ばい圏での推移を予想。

企業業績の改善期待に加えて、政治面でも良い動きがでてきていることも株価の上昇に影響すると予想する。

米国経済は緩やかな成長をするなか、半導体セクターについては堅調さもうかがえることで、株価は底堅く推移する見込み。

日米金利差の縮小が円高圧力になると予想するものの、新NISA の影響がドル円の上昇圧力になることで小幅な円高にとどまる公算。

先行きの経済の動向や金融政策の方向性については、ユーロ圏と米国の間に大きな差はなく、ユーロドルは横ばい推移する見込み。