2024年8月の投資環境レポート

経済見通し

日本経済

個人消費については幾分か改善に向かうと予想されるほか、設備投資についても底堅く推移すると予想。


米国経済

米国経済は既往の利上げの影響も顕在化しつつあるものの、急速な減速というよりは緩やかな減速にとどまる見込み。


欧州経済

ドイツ経済には持ち直しの兆しがみられる一方、主要貿易相手国である中国経済は低迷した状況で、ユーロ圏経済はとても緩やかな持ち直しにとどまる見込み。


中国経済

4-6 月期のGDP 成長率は5%を割り込み、日本化のリスクは引き続き懸念される状況で、今後は政策対応手腕が試される見込み。


市場見通し

債券

国内債券

タカ派化した日銀の金融政策の動向や、賃金の上昇を睨みつつ長期金利は上昇する見通し。

米国債券

経済指標にやや弱さが見られるなか、金利については、既に相応に低下したこともあり、先行きは横ばいを予想する。

ユーロ圏債券

ユーロ圏経済の持ち直しの動きは、中国経済の停滞の影響を受ける形で、停滞する可能性。こうした環境のなか長期金利は横ばい圏での推移を予想。


株式

国内株式

円高進行が企業業績に与える影響については警戒しつつも、大幅下落したことで高まっている割安感もあり、緩やかに上昇すると見込む。

外国株式

米国の実体経済は多少、下振れたとしても、相応の成長が見込まれるなか、株価は持ち直すと見込む。


為替

ドル円

ドル円の下落は急速であり、その反動も意識される一方、日米の金融政策の違いを踏まえれば円高圧力は根強く、結果的には横ばいでの推移を見込む。

ユーロドル

米国経済の減速が意識されつつも、ユーロ圏についても政治や経済における懸念が払しょくされておらず、ユーロドルは横ばいで推移すると見込む。


本資料は2024 年8 月6 日時点での利用可能な情報をもとに作成しています。

最新情報をゲット

T&Dアセットマネジメント
ソーシャルメディア公式アカウント

お気に入り
ファンド