2024年6月の投資環境レポート

経済見通し

日本経済

個人消費については幾分か改善に向かうと予想されるほか、設備投資についても改善に向かうと予想。


米国経済

米国経済は既往の利上げの影響も顕在化し始めて、加速は免れて潜在成長率程度の成長が続くと予想。


欧州経済

ドイツ経済には持ち直しの兆しがみられる一方、主要貿易相手国である中国経済は低迷した状況で、ユーロ圏経済はとても緩やかな持ち直しにとどまる見込み。


中国経済

家計の消費需要は冴えず、日本化のリスクは引き続き懸念される状況で、今後は政策対応手腕が試される見込み。


市場見通し

債券

国内債券

日銀の金融政策の動向によるものの、賃金と物価の好循環を確認する形で長期金利は上昇する見通し。

米国債券

金利については、実体経済にやや減速感がみられつつある一方で、物価の減速が緩慢であることから、横ばい推移を予想。

ユーロ圏債券

ユーロ圏経済は持ち直しつつも、既に織り込まれている面もあるほか、米国金利の動向も意識されて長期金利は横ばい圏での推移を予想。


株式

国内株式

足許は懸念材料がありつつも、長期的には各種好材料を背景に緩やかに上昇すると予想。

外国株式

米国の実体経済は潜在成長率程度の成長を遂げると予想するものの、足許は割高感もあり、横ばいを予想する。


為替

ドル円

日米の金利差が意識されつつも、日銀の姿勢の変化や米国経済の減速感も意識される中で、ドル円は横ばい推移すると予想。

ユーロドル

ユーロ圏の実体経済は次第に持ち直す可能性もあるものの、主要貿易相手国の中国の弱さも懸念されるなか、ユーロドルは横ばいで推移すると見込む。


本資料は2024 年6 月6 日時点での利用可能な情報をもとに作成しています。

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