2023年6月の投資環境レポート

消費は堅調であるほか、外需は次第に緩やかな持ち直しを見せる公算。ただし、コロナ禍からの正常化も終わり、成長率は次第に落ち着く見通し。

製造業の景況感は低調なものの、雇用は引き続き堅調で、住宅に持ち直しの動きがみられるなか、先行き、経済は持ち直す見込み。

製造業の景況感は悪化。貿易パートナーである中国の製造業も冴えないなか、次第に減速に向かう可能性。

「ゼロ・コロナ政策」の終了に伴い、経済は一時的に持ち直したものの、持続性には疑問符。先行きにはやや懸念。

イールドカーブ・コントロール政策が金利上昇を抑えつつも、今後の政策変更によっては金利上振れの可能性。

足許の強弱入り混じる経済指標のなかで、当面は横ばい推移を予想する。

ユーロ圏経済は冴えないなかで金利低下圧力が加わりやすい一方、ECB のタカ派姿勢から金利上昇圧力が加わる形となり、横ばい推移をたどると予想。

業績改善は期待し難く、割安感もない他、需給の悪化が懸念されることから、日本株は下落すると予想する。

米国の製造業などは足許では冴えないものの、次第に持ち直す見込み。加えて需給面からの追い風も予想されるなかで株価は上昇基調をたどる見通し。

日米の金融政策格差が意識されることで、目先は横ばい。ただし、長期的には、ファンダメンタルズから円がサポートされる可能性もあり、円高推移を予想する。

金融政策が上昇圧力として作用する一方で、実体経済面が下落圧力として作用する中、総じてみれば横ばいとなる見通し。