経済見通し
日本経済
足許の外需は良好なものの、世界的な物価上昇が内外の需要を下押しする可能性に注意
米国経済
回復基調を描きつつも、サプライチェーンの混乱や人員不足が重し。先行き、インフレ高進が消費に与える影響に注意
欧州経済
ウクライナ侵攻がもたらすであろうエネルギー価格高と企業や消費者のマインド悪化に注意
中国経済
ゼロ・コロナ戦略により消費は冴えない状況が続くと考えられるものの、経済対策により更なる悪化は免れる可能性
市場見通し
債券
国内債券
イールドカーブ・コントロール政策が金利上昇を抑えつつも、物価上昇が意識されて、金利はレンジの上限近傍で推移しよう。
米国債券
FRB は粛々と利上げを行うと予想するが、ウクライナ情勢とインフレ高進というリスクがあるなか、長期金利は横ばい圏での推移を見込む。
ユーロ圏債券
ウクライナ侵攻を受けてECB の金融政策正常化は難路と化し、長期金利も横ばい圏で神経質に上下すると予想。
株式
国内株式
ロシアのウクライナ侵攻によりコモディティ価格が上昇するなど各種悪材料もあり、上値の重い展開を予想。
外国株式
ロシアのウクライナ侵攻が物価上昇を加速させ、その結果スタグフレーションが生じるリスクもあり、先行きについて注意。
為替
ドル円
ロシアのウクライナ侵攻を受けて情勢は不透明感が漂うなか、ドル円は横ばいでの推移を見込む。
ユーロドル
ロシアのウクライナ侵攻により欧州でのスタグフレーションリスクが高まっていることからユーロ安を見込む。
本資料は2022 年3 月4 日時点での利用可能な情報をもとに作成しています。