経済見通し
日本経済
補正予算が経済を下支えする可能性があるほか、新型コロナウイルスの脅威も抑制されており、成長ペースは加速する見通し。
米国経済
一部の経済指標は冴えないものの、全体的には懸念するほどではなく、安定的な成長を見込む。
欧州経済
失業率やGDP成長率はまずまずの改善を見せつつも、先行き、エネルギー価格高騰の悪影響に警戒。
中国経済
各種経済指標はやや軟調で、当局の統制色も強まるなか、不動産部門の問題もあり、不芳(ふほう)な状況が続く見通し。
市場見通し
債券
国内債券
イールドカーブ・コントロール政策により、現行水準での横ばい推移が続く見通し。
米国債券
FRBがテーパリングを決定したことで材料不足気味となり、金利は横ばい圏での推移を見込む。
ユーロ圏債券
ユーロ圏でのエネルギー価格の動向や中国経済の先行きが懸念され、横ばい圏での推移を予想。
株式
国内株式
総選挙が無難な結果で終わったことで外国人投資家の買いが続き、株価は上昇基調を辿ると見込む。
外国株式
経口治療薬の普及が経済正常化を促し、一部の供給遅延解消にも寄与すると予想するなかで、株価は上昇基調を継続しよう。
為替
ドル円
日本の貿易収支悪化懸念などが円安圧力となりつつも、既に低水準にある円の実質実効為替レート水準などから、横ばいを予想する。
ユーロドル
ユーロ圏経済は米国経済に比べて下振れリスクがあると思われるなか、ユーロドルはやや軟調に推移する可能性。
本資料は2021 年11 月5 日時点での利用可能な情報をもとに作成しています。