2021年9月の投資環境レポート

経済見通し

日本経済

新型コロナウイルスの変異株流行により経済の回復ペースは鈍化しつつも、ワクチン接種は進んでおり、次第に成長ペースは加速する見通し。


米国経済

一部の経済指標は軟調に推移しており、変異株による一時的な影響と考えられるものの、供給制約も厳しく先行きにはやや警戒。


欧州経済

各種経済指標は変異株の影響により改善基調が一服し、今後の感染動向に左右される見通し。


中国経済

各種経済指標はやや軟調で、当局の統制色も強まるなか、回復には経済対策が不可欠の様相。


市場見通し

債券

国内債券

イールドカーブ・コントロール政策により、現行水準での横ばい推移が続く見通し。

米国債券

米国経済指標は強弱混じるなかで、利上げを急がないFRBの姿勢もあり、金利は横ばい推移を見込む。

ユーロ圏債券

米国金利、ユーロ圏のインフレ見通し、ドイツの政治情勢をもとに総合的に判断し横ばいと予想。


株式

国内株式

ワクチン接種がトリガー(引き金)となって株価上昇を見込むものの、各種リスクも散在していることから緩やかな上昇基調を予想。

外国株式

米国経済については一部に弱い指標もみられるが、基本的には企業業績が改善することで、株価は上昇すると予想。


為替

ドル円

米国では量的緩和縮小が進むと考えられるものの、市場では既に織り込み済みで、相場の行方を決定づける材料に欠けるなか、横ばい圏での推移を見込む。

ユーロドル

ユーロ圏と米国の景気動向については明確な差がつくとは予想し難く、そのほかの材料もユーロドルのドライバーとなり難い模様で、横ばい圏での推移を予想。


本資料は2021 年9 月6 日時点での利用可能な情報をもとに作成しています。

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