2021年5月の投資環境レポート

経済見通し

日本経済

他の先進国に比べてワクチン普及動向は遅々としているものの、次第に普及し景気を下支えする見込み。


米国経済

新型コロナウイルスのワクチン普及に伴う経済正常化に加え、経済対策が景気を下支えする見込み。


欧州経済

各種経済指標は改善を見せつつあり、ワクチンの普及動向にもよるが、今後も回復基調が続くと見込む。


中国経済

比較的堅調に推移と予想しつつも、米欧との関係が経済活動に影響を及ぼす点に留意。


市場見通し

債券

国内債券

日銀の「点検」が終了し、引き続きイールドカーブ・コントロール政策により、現行水準での横ばい推移が続く見通し。

米国債券

米国経済持ち直しと物価上昇圧力から長期金利は緩やかに上昇する見込み。

ユーロ圏債券

米国金利上昇の影響、中銀の資産買い入れ規模縮小観測などから、長期金利は緩やかな上昇を予想。


株式

国内株式

外需に支えられての企業業績改善とそれに伴う株価上昇を見込むものの、各種リスクも散在していることから一時的調整には警戒。

外国株式

米国経済の堅調さに加えて、バイデン政権の新たな政策が企業業績向上に寄与すると予想するものの、各種リスクもあることから多少の調整を経ながらの上昇となろう。


為替

ドル円

日米金利差の動向と日本の貿易・サービス収支悪化から緩やかな円安になると予想。

ユーロドル

ワクチンの普及が次第に進みユーロ圏経済が立ち直りを見せるものの、米国経済の力強さも意識され、ユーロドルは横ばい圏での推移を予想。


本資料は2021 年5 月11 日時点での利用可能な情報をもとに作成しています。

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