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エコノミスト 神谷尚志のコラム

Vol.184 2012年1月4日 日本経済(2) GDP

日本経済の問題の二つ目は、経済成長率減速というより、経済規模が縮小してきているのではないか?ということです。
日本経済は「失われた20年」といわれ、1990年代前半から経済の停滞が続いていましたが、2008年の世界金融危機(リーマン・ショック)後は経済が横ばい(停滞)から下落(縮小)に移ったように見えます。
経済が縮小していくと、すべてにわたって現状を維持していくことが難しいということになるかもしれません。

日本の名目GDP

[図]

名目国内総生産(GDP)はリーマン・ショック(2008年9月)後、および東日本大震災(2011年3月)後に大きく低下している。
そのため、日本経済は、横ばいから収縮に移ったように見える。

1997年4月の消費税率引き上げのときは、経済が拡大しているときになされた。しかし、今、消費税率引き上げとなると、経済が減速しているときになされるということになる。

株価も例外ではありません。経済が縮小していくと、株価も現在の水準を維持するのが難しいということになるかもしれません。
しかし、株価は歴史的には非常に割安感があるように思われ、経済に成長の兆しが表れれば、大幅に回復することを期待できるかもしれません。

日経平均と名目GDP

[図]

日経平均は、日本経済が停滞に入ってから、右肩上がりの相場にはなっていない。仮に、日本の名目GDPがさらに下方シフトするようなことがあれば、日本株相場の低迷がさらに続くことになるかもしれない。

  • 本資料は投資家の皆様にT&Dアセットマネジメントが情報提供を目的として作成したものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。本資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等により作成したものですが、その正確性・完全性を保証するものではありません。また投資信託の取得をご希望の場合は、下記のご留意事項を必ずご確認いただき、ご自身でご判断ください。

エコノミスト 神谷尚志のコラムの関連項目

著者: 神谷尚志(かみやたかし)
T&Dアセットマネジメント株式会社 チーフエコノミスト

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