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エコノミスト 神谷尚志のコラム
Vol.180 2011年11月28日 経済と相場の関係は変化する
株式相場などの相場を予想する一つのやり方として、
- (1)経済指標を要素とする相場の推計モデルを作成する
- (2)経済指標の予想を行う
- (3)予想した経済指標を推計モデルに代入する
という方法があります。
この方法では、経済指標の予想も重要ですが、相場と経済の関係を把握し、いかに正確に経済指標を要素とする相場の推計モデルを作るかが重要となります。
ところが、相場と経済の関係は、時として予想外のことになることがあります。
二つ注意することがあります。
- (1)相場と経済の関係は常識と異なることがある。
- (2)相場と経済の関係は安定しない。あるときを境に反対になることもある。
以下に、二つの例を挙げます。
米国株価指数とそのモデル
マクロ経済データを利用した収益還元法の一つは「株価=名目GDP÷金利」である。1996年ごろまではおおむねその関係は成立していたが、1997年以降、その関係は壊れている。
当コラム Vol.39「米国の株価モデル」を参照。
米住宅建設株価指数と金利
2007年半ば以降(パリバショック※以降)、それまでと違って、米国では、米住宅建設株指数と金利の動きが連動している。
「金利低下→住宅建設好況」という連想にはならないようだ。
むしろ「住宅不況→利下げ期待」というふうになっているように思われる。
- ※パリバショック:2007年8月9日に仏BNPパリバ銀行は、資産担保証券(ABS)関連のファンド3本の解約凍結を発表。サブプライムローン関連の金融商品の値段がつかず、ファンドを「公正」に評価することが困難になったためである。これ以降、サブプライム関連商品の信用不安が台頭した。
- ※本資料は投資家の皆様にT&Dアセットマネジメントが情報提供を目的として作成したものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。本資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等により作成したものですが、その正確性・完全性を保証するものではありません。また投資信託の取得をご希望の場合は、下記のご留意事項を必ずご確認いただき、ご自身でご判断ください。



