- コラム・レポート>
エコノミスト 神谷尚志のコラム
Vol.148 2010年7月7日 米S&P500指数とISM指数(1)
当コラムVol.40「米S&P500指数とISM指数」をアップデートします。
米国では1997年ごろから、株価指数は景気の動きと連動する傾向が見られるようになりました。
たとえば、S&P500指数の前年同期比上昇率は、ISM製造業総合指数と比較的よく連動しています。
下のグラフ[米S&P500指数とISM指数]の注目点は、右目盛の50と左目盛の0が対応することです。これは、米ISM製造業総合指数が50のとき、S&P500指数の1年上昇率は0、つまり、S&P500指数は1年前と同じになる傾向があるということです。そして、米ISM製造業総合指数が50より大きければS&P500指数は1年前より上昇し、50より小さければS&P500指数は前年同期より下落する傾向があります。
この傾向が続くなら、米ISM製造業総合指数が50を超えている限り、米S&P500指数の上昇トレンドは続くということになります。逆に言うと、米ISM製造業総合指数の50割れが続くと、株式相場は下落トレンドになりがちだということになります。
7月1日に発表になった6月のISM製造業総合指数は56.2と前月の59.7から大きく低下しました。しかし、それでも50よりは高いレベルにあります。
今後、ISM製造業総合指数の50超が続くかどうかが注目されます。
米S&P500指数とISM指数
![[図]](/column/kamiyatakashi/vol148/img/vol148_1.gif)
1997年ごろから、S&P500指数の前年同期比上昇率はISM製造業総合指数におおむね連動している。
米S&P500指数とISM指数を要素とするモデル
![[図]](/column/kamiyatakashi/vol148/img/vol148_2.gif)
上段のグラフを変形したのが左のグラフである。
S&P500指数を、前年同期比上昇率ではなく、そのままの表示にした。
- ※本資料は投資家の皆様にT&Dアセットマネジメントが情報提供を目的として作成したものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。本資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等により作成したものですが、その正確性・完全性を保証するものではありません。また投資信託の取得をご希望の場合は、下記のご留意事項を必ずご確認いただき、ご自身でご判断ください。



